さて、今回はブルーロックから「主張」と「共存」について学んでいきましょう!
※本稿では、ストーリーについて触れております。ネタバレが嫌な人はブラウザバックお願いします。
[2024/12/30 追記]
アニメブルーロックシーズン2が完結しましたね!
最終話は、劇場版さながらのクオリティでした。
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おさらい
U-20日本代表戦のレギュラーをかけてトライアウトに挑むブルーロックス
トライアウトの内容は、総合評価TOP6を2人ずつ3チームに分け、残った人はどのチームに入りたいかを選び3チームで試合を行う。というものでしたね。
ここで、絵心甚八より課された課題が「主張」と「共存」でした。
TOP6は既に強力な個性と得点能力を持つプレイヤーだ
その相手に対し己の価値を「主張」し
替えの利かない存在として「共存」しろ
そして最後に”凌駕”して見せろ
12巻 - 絵心甚八
自分よりも実力のある人は必ずいるものです。
それこそ世界一でもない限り。。。
サラリーマンにも同じことが言えますね。
チーム内やプロジェクト内には必ずトッププレイヤーやエースと呼ばれる人がいます。
仮にその人と対立してもいいことなんて一つもないのはもちろんのこと、エースには負荷がかかりやすくエースにおんぶにだっこしてもらったままだとそのうちいなくなってしまう可能性も大いにあります。
つまり、「主張」と「共存」です。
私はサラリーマンも、格上の存在に対し、「主張」と「共存」を繰り返しながら成長していく必要があるということが容易に想像できました。
今回は、サラリーマンにおける「主張」と「共存」、そして”凌駕”する。とはどういうことかを考えてみました。
忙しい人のためのサマリ
自分自身を主張する
ブルーロックにおける主張
「主張」とは自分の存在、自分の価値を示すことですね。
トライアルで最初に価値を示したのは千切豹馬でした。
俺は「俺にできる武器」を表現することに集中しろ
12巻-千切豹馬
千切は、No.3の烏旅人、No.4の乙夜影汰の2人だけでも特典が可能な状況から、
「この俊足(あし)が欲しくないのか?」と自分の俊足を見せつけアピールします。
それに呼応し、烏からチャンスをもらい、ゴールを決め存在を主張しました。
それまで、烏・乙夜の2人でも十分な状態から、2人に対して新しい選択肢を示すことで自分の存在を認めさせることに成功したのです。
一方、潔世一は連動しない凛と士道の相性が悪いことに気づき、二人を連動させる動きをすることを試みます。
ここで世一は自分の武器であるゴールへの視界(ビジョン)を使いながら七瀬と協力しボールを前線に運びます。
最終的には思い通りにいかなかったものの、士道のゴールをアシストすることに成功しています。
千切・世一の2人の行動には共通点があります。それは、自分の武器を最大限に生かし、できることを表現することです。
サラリーマンは、いつでも自分を表現できる準備をしておけ
これはサラリーマンも同様で、自分が何ができるのかをアピールすることによってチャンスをつかむ、また、チャンスを与えられることが多々あります。
自分のできることをアピールするためには自分の武器を理解し使いこなせるようになっていないとアピールはできません。
しかし、チャンスを得る機会というのはそう多くはないものです。
U-20日本代表戦のトライアウトも各選手試合に出場できる機会は1度しか与えられません。
まだ準備ができていない、とか、今はその時じゃない。なんて言っている暇はないのです。
常日頃から積み上げることを心がけ、その時が来たらいつでも実力を発揮できるような心構えを持っておくことも重要なポイントかなと思いました。
共存できる力を備えておく
それなりの実力がなければ共存はできない
「共存」とは、その場に他人と共に存在することです。
七星は、凛と士道の動きは天才すぎて正直よくわからない。と言っています。
そのため、イメージの合う世一のサポートに入り、世一のアシストをサポートしています。
また、世一は試合の序盤で、凛のパスを欲しがる距離感やタイミングを考え共存を試みますが、格上の烏を相手にマークをはがすことができず何もできませんでした。
さらに、主張でも触れましたが士道にパス交換を求めた結果、士道の超個人技で世一にパスを出すことなくゴールを決めています。
結果的には、世一はアシストとして自分の存在を証明することには成功しましたが、共存できているとは言いにくい状態でした。
これらのことから分かるように、高いレベルの人と共存するためには、自分も届かずともそれなりに近い実力を持っていることが必要だということが分かります。
日々アンテナを高く張り、共存に必要な知識やスキルを身に着けておく
みなさんはとあるプロジェクトのMTGに初めて参加したときに他の人が何を言っているか全然わからん。といった経験をしたことはないでしょうか?
他の人たちは、すでに議題についての知識をある程度有し、解決したい課題の解決に時間を使っています。しかし、それらの知識がない状態でMTGに参加した人は知識が付いてくるまでは疑問点すら思いつきません。
ですが、優秀な人はあらかじめ資料を読んだり、有識者に話を聞いたりすることである程度の知識を持った状態でMTGに参加します。
そういった人は、初めてのMTGでも活発に議論し、疑問点を投げかけ、他の人と同じ目線でMTGに臨むことで共存し、自分の存在を主張していきます。
これらのことから、自分にある程度の知識やスキルがないと共存という関係が成り立たないことが分かります。
また、仕事において自分の存在を主張するためには、まずは共存することが大前提で共存していく中で自分という存在を主張していくというステップが必要です。
共存できないと、自分を主張するステージにも立てないということを理解しておく必要があると同時に共存できる状態をいかに作っていくか?が日々の行動のポイントにもなってきそうです。
協力することで足りない部分を補い合う
個人ではあまり主張をすることができなかった世一・七瀬・氷織でしたが、3人で協力することで、何ができるかを主張し、チームとして共存できている状態に持っていことに成功します。
これまでに述べたように、個人個人が日々実力を磨いておくことはとても重要ですが、それでも届かない、だけど結果を出さなければいけない。という局面にぶち当たったときには、他の人と協力することで成果を上げることができることも頭に入れておくと自分一人で抱え込んで何もできずに終わってしまう。ということがなくなるかもしれません。
これまで、格上相手の主張と共存について書いてきましたが、普段の仕事だとお互い協力して助け合うことのほうが正直多いですよね。
凌駕していく
試合は3-4、世一・七瀬・氷織で中盤を切り崩し、世一はシュートのチャンスをつかみます。
しかし、世一の身体能力では、あと一歩届かずシュートのチャンスを逃してしまいました。
その後、氷織からアドバイスを受けることになります。
頭で考えてから動いてたら遅いで
あの2人と同じ身体能力ないのに
あの2人と同じプレースピードをイメージしても一歩たりひんよ
その思考反射でやってみ?
12巻-氷織羊
世一はこの言葉をきっかけに「夢中(トリップ)」状態に入ります。
「夢中(トリップ)」状態に入った世一は、凛と士道の間をぶち抜き決勝ゴールを決めました。
そして、見事U-20日本代表戦のレギュラーの座を勝ち取ったのでした。
絵心甚八はこの「夢中(トリップ)」状態を、
“挑戦的集中”への没頭状態
「FLOW」
と呼んでいます。
格上の相手を凌駕していくためには、この「FLOW」について考えていく必要がありますが、それはまた別の機会にまとめようと思います。
まとめ
今回も多くのことを学ぶことができました。
会社やチームと共存すること。上司・先輩へ主張すること。ライバルを凌駕していくこと。
サラリーマンとして生きていくなら必ず一度は悩む課題であると思っています。
そして大切なのは、やはり基礎の部分。普段から実力を磨いていくことが大前提になってきています。
なりたい自分を目指して、日々積み重ねていきましょう。